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ウォーキングシューズが重要!: ウォーキングに最適なシューズの選び方

ウォーキングは専用の道具を必要としない運動で、手軽に始められるといったメリットがありますが、本格的にウォーキングを続けるのであれば、ウォーキングシューズだけでも購入しておきたいとことです。ウォーキングシューズがあるとケガの予防になりますし、何よりもウォーキングが快適になります。

ただ、ウォーキングを選ぶときにはいくつかのポイントがあるため、知識ゼロで買いに行くのはおすすめしません。そこでここでは、ウォーキングシューズを選ぶときに頭に入れておくべきポイントについて解説していきます。これからウォーキングを始めるという人や、ウォーキングシューズを買ったけど足に合わなかったという人は、ぜひ参考にしてください。

目次

ウォーキングシューズのメリット

まずはウォーキングシューズがあることで、どのようなメリットがあるのかについて解説していきます。ウォーキングのメリットは下記の7点です。

1.ケガを予防できる

適切なウォーキングシューズを履くことで、足、足首、膝、股関節、背中などにかかる負担を軽減できます。これにより、ウォーキングによる捻挫や炎症、関節痛などのケガのリスクを減らすことができます。

2.快適性が向上する

ウォーキングシューズにはクッション性とサポート性が備わっており、長時間の歩行でも足が疲れにくくなるように設計されています。また、自分の足にフィットしたシューズを選ぶことで、靴擦れや爪の圧迫などを防ぐことができます。

3.パフォーマンスが向上する

ウォーキング専用のシューズは正しい姿勢でウォーキングするためのサポート機能が搭載されており、効率的に歩けるようになります。人間の体の仕組みを考えてデザインされているため、より遠くへ、より速く歩けるようになります。

4.耐久性が高く経済的

ウォーキングシューズは歩行による摩耗を考慮して設計されているため、スニーカーなどよりも耐久性が高いといった特徴があります。価格は少し高くなっていますが、長期的な視点で考えると安いスニーカーを頻繁に買い替えるよりも経済的です。

5.着地の衝撃を軽減できる

ウォーキングシューズは地面からの衝撃をしっかりと吸収してくれるので、着地による関節への負担を最小限に抑えてくれます。さらに着地のエネルギーを推進力に変えられるウォーキングシューズもあり、少ないエネルギーで長い距離を歩けるようになります。

6.適切にアーチをサポート

長時間の歩行によって、多くの人は足裏のアーチが落ちてしまいます。その状態で歩き続けると足裏のクッションが効かなくなるだけでなく、転倒しやすくなるなどのリスクがあります。ウォーキングシューズはアーチが落ちてこないようにサポートがあり、長時間の歩行を安心して楽しめるようになります。

7.足を保護してくれる

ウォーキングシューズの多くが滑りにくいアウトソールを採用しており、滑りやすい路面での転倒リスクを軽減してくれます。また、しっかりと足を守るようにできているため、不注意で大きな石を蹴ってしまっても多少痛みがある程度で済むといったメリットもあります。

ウォーキングシューズの選び方

ウォーキングをするのにウォーキングシューズが必要であることを理解できたら、次にウォーキングシューズの選び方について解説していきます。ウォーキングシューズを選ぶときにチェックすべきポイントは6つあります。

ウォーキングシューズのチェックポイント

  1. フィット感
  2. 歩きやすさ(サポート機能)
  3. クッション性
  4. 通気性
  5. 耐久性
  6. デザイン

それぞれのポイントごとに、どのようにチェックすればいいのかを見ていきましょう。

フィット感

快適なウォーキングに必要なのは、自分の足にジャストフィットしているということです。サイズが大きすぎると、シューズと足が擦れてしまい靴擦れが起きてしまいますし、サイズが小さすぎると歩行中に足を圧迫することになり、ストレスになるだけでなく、ケガにも繋がります。

フィット感を確認するときは、まずはしっかりと踵を固定してください。このときつま先に10ミリ程度の隙間があるのが理想です。また、靴紐などでしっかりと固定できるものを選んでください。ちなみに靴紐は可能な限り履くたびに調整するようにしてください。

歩きやすさ(サポート機能)

ウォーキングシューズですので、当然のことながら歩きやすさが重要になります。ウォーキングシューズの多くが歩行をサポートする機能が搭載されていますが、シューズごとにその機能に個性があります。このため、履く人によって歩きやすいシューズとそうでないシューズが出てしまいます。

ウォーキングシューズを選ぶときには、実際に履いてみて、歩きやすいと感じたものを選びましょう。ただし、足を鍛えることが目的であれば、サポート機能がほとんどないベアフットタイプのウォーキングを選ぶという選択肢もあります。ある程度体力に自信がある人は「サポート機能は必要?」から考えてみてください。

クッション性

ウォーキングシューズを選ぶときには、できるだけクッション性も意識しましょう。こちらもサポート機能と同じように、必要かどうかはウォーキングの目的によって異なりますが、一般的には高いクッション性を持たせて、膝などの関節の負担が小さくなるシューズを選ぶことになります。

気をつけたいのはただ柔らかいだけのウォーキングシューズを選ばないことです。柔らかいだけのウォーキングシューズは次の1歩を踏み出すのに余計なエネルギーが必要になり、効率良く歩くことができません。ほどよい柔らかさで反発力のあるものを選んでください。

通気性

ウォーキングは思った以上に汗をかきます。人によってはシューズがびっしょりと濡れてしまうくらい汗をかくこともあるのですが、通気性の高いウォーキングシューズを選ぶことで、その問題を解決できます。通気性の高いウォーキングシューズは雑菌の発生も防ぎやすく、臭くなりにくいといったメリットもあります。

歩きながら足を空冷できるので、足のむくみも抑えられます。ただし冬になると寒くなるといったデメリットもあります。通気性の高いウォーキングシューズというのが理想ではありますが、冬のように必ずしも通気性が高いことがプラスにならない季節があることも覚えておいてください。

耐久性

耐久性をお店で調べることはできませんので、これは店員さんに確認するしかありませんが、購入するときには必ず耐久性がどれくらい高いか確認しましょう。耐久性が低いウォーキングシューズは購入サイクルが早くやってくるので、コストパフォーマンスが悪くおすすめできません。

またウォーキングシューズの耐久性は履く人によっても異なります。どのシューズを履いてもすぐにすり減ってしまうという場合には、歩き方に問題がある可能性があります。この場合は歩き方を見直しつつ、歩き方を改善するまではワークマンのシューズのように、低価格なものを選びましょう。

▼歩き方について詳しく知りたい人は下記記事をご参照ください。

デザイン

ウォーキング選びで最も大切なことは、「気持ちがあがる」ことです。どんなに足に合っていても、どんなに快適に歩けても、デザインが気に入らないとウォーキングが楽しくなくなります。このため、デザインに関しては妥協しないことが大切です。

もちろんデザインというのは自分の好みで構いません。自分が履いて歩くものですので、みんなが良いとしているものを選ぶ必要はありません。ひとつだけ気をつける点があるとするなら、自分のウォーキングウェアとのコーディネートを考慮するという点です。ウェアとシューズがチグハグした感じにならないように注意してください。

ウォーキングシューズを購入するときの注意点

ここまでの説明でウォーキングシューズの選び方をある程度把握できたかと思います。あとはショップの店員さんと相談しながら購入すれば失敗することはほとんどありませんが、安い買い物ではありませんので、絶対に失敗したくないですよね。そこでここではウォーキングシューズを購入するときの注意点をご紹介していきます。

  • ショップで足のサイズを測定してもらう
  • 必ず試し履きをする
  • 普段使っているソックスを持っていく
  • 15時くらいに買いに行く
  • オンラインで購入する場合には交換可能なネットショップを選ぶ

この5点がウォーキングシューズを購入するときのポイントになります。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

ショップで足のサイズを測定してもらう

自分の足のサイズは把握していると思いますが、実はそのサイズが間違っていることがよくあります。自分で25cmだと思っていたのに24cmだったというのはよくあることで、しかも左右でサイズが違うことも珍しくありません。ウォーキングシューズを購入するときには、まずは自分の足を知る必要があります。

ただ自分で測定すると、間違った方法で測ってしまう可能性があります。最近はシューズショップに3D計測器などが設置されていますので、そのような計測器で測定してもらいましょう。ショップによっては最適なシューズを提案してくれるところもありますので、1足目はそのようなサービスを活用するのがおすすめです。

必ず試し履きをする

ウォーキングシューズを選ぶときにやってはいけないのが、自分の足のサイズのシューズを試し履きすることなく購入することです。ウォーキングシューズはシューズごとに個性があり、同じ25cmでもシューズごとにフィット感が全く異なります。

このため、同じシューズをリピート買いするというのでなければ、必ず試し履きをしてください。試し履きする時間がないようなときにシューズを買いに行くのはNGです。ウォーキングシューズの購入は時間をかけて選ぶものだと考えて、時間に余裕があるときにお店に行きましょう。

普段使っているソックスを持っていく

フィット感というのはソックスによって簡単に変わってしまいます。このため、普段愛用しているソックスを持っていくようにしましょう。何種類かある場合には1番薄いものと1番厚いものを持っていき、試し履きのときに両方でフィット感を確認してください。

ちょうどいいソックスがない場合には、シューズと合わせてソックスを購入してしまいましょう。毎日歩くことになるので、同じ種類のソックスを2〜3足ほど買っておくと、ソックスごとにフィット感が変わるというストレスを防ぐことができます。

15時くらいに買いに行く

足のサイズは24時間ずっと同じというわけではなく、朝と夕方では5〜10ミリもサイズが違ってきます。これはアーチが落ちたことによって足が伸ばされてしまうことが原因なのですが、ウォーキングシューズを購入するときには、この特性を意識して買いに行く必要があります。

理想は15時くらいに買いに行くことですが、厳密に考えなくてもOKです。ただし、ウォーキングを早朝にすると決めているのであれば、むしろ午前中に買いに行くのがベストです。自分がどんな状態でそのシューズを履くのかを考えて、買いに行く時間を決めましょう。

オンラインで購入する場合には交換可能なネットショップを選ぶ

ウォーキングシューズは必ず試し履きをしてから購入してほしいのですが、近くにお店がないという場合にはオンラインショップを使って買うことになりますよね。その場合には、必ず交換可能なショップで購入するようにしてください。そうしないとサイズが合わなかった場合に、シューズが無駄になってしまいます。

大手シューズメーカーの直販の場合には、交換可能になるプログラムが用意されていますが、有料対応だったり送料が発生したりすることもあります。事前に無料で交換できることをチェックしてからご利用ください。

よくある質問(FAQ)

スニーカーでウォーキングしてはいけませんか?

歩くということだけを考えればウォーキングでもまったく問題ありません。ただスニーカーはそこまで耐久性がないため数ヶ月で消耗してしまう可能性があります。長い距離を歩くことを考えるとケガのリスクもありますので、安くてもウォーキング用のシューズを購入するのがおすすめです。

ウォーキングシューズの買い替え時は?

ウォーキングシューズの寿命は履く人によって異なりますが、一般的には500〜1000kmとされています。どれくらいの距離を歩くかにもよりますが、1年で買い替えるというのがおすすめです。ただし、ソールが削れて穴が空いているような場合はすぐに買い替えてください。

インソールは必要ですか?

特別な理由がない限りインソールは不要です。まずはインソールなし(付属のインソール)で歩いてみて、不具合があるようなら専門医に相談して、インソールの導入を検討してください。

ウォーキングシューズはどこで購入できますか?

アシックスやミズノなどの直営店や、スポーツデポなどの大型スポーツ店で購入できます。他にもワークマンでもウォーキングシューズを取り扱っています。

ランニングシューズでも大丈夫ですか?

ランニングシューズの種類にもよります。速く走るためのレーシングシューズは安定性が低いためウォーキングには向いていませんが、初心者向けの安定性重視かつ踵着地用にデザインされたランニングシューズならウォーキングにも利用できます。

まとめ

ウォーキングシューズは必須のアイテムというわけではありませんが、毎日歩くことになることを考えると、耐久性が高く、快適に歩けるウォーキングシューズを購入しておくことをおすすめします。お気に入りのスニーカーでウォーキングを始めたら数ヶ月でボロボロになってしまったなんてこともありますので、普段履きと分けるのがおすすめです。

ウォーキング用のシューズがあれば、「これからウォーキングに出かけるんだ」という気持ちの切り替えになります。ウォーキングは散歩ではなく「運動」になります。この気持ちの切り替えは、ウォーキングを継続するためにとても重要なポイントになります。

また、自分の足に合うことが大前提になりますが、自分の好みのデザインであることも重要です。デザインが納得できないシューズはウォーキングのモチベーションを下げてしまいますので、自分が履きたくなるデザインの1足を選ぶようにしてください。

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この記事を書いた人

神奈川と東京を中心に活動しているパーソナルトレーナーです。学生時代はプロのサッカー選手を目指し、大学卒業後にランニングの魅力にはまりトレーナーに。体の使い方を中心としたパーソナルトレーニングを行っています。

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