健康的な体を手に入れるには、程よい運動としてのウォーキングをおすすめしていますが、運動だけしていれば健康的な体になれるわけではありません。健康的な体を手に入れるためにさらに大切なのは、体をつくるのに必要な材料を体内に取り込むことです。
そう、健康的な食事を心がけることこそ、健康への近道です。ただ「健康的な食事」というのは難しそうと思われがち。でも体が本当に必要なものは一汁一菜でいいんです。そんな健康的な一汁一菜を簡単に作れて、さらに体の不調を改善できる、そんなレシピをまとめた『からだが整う一汁一菜』をご紹介します。
たまった疲れ、体の不調の悩みを解決する「おうち薬膳」
毎日歩いているのに、体が重たく感じることありますよね。人間ですので疲れが溜まってしまうこともありますし、女性なら冷えや生理不順などで悩まされることもあります。それらを薬や栄養ドリンクでごまかすのではなく、薬膳で改善してみませんか。
「薬膳」と聞くと、なんだかややこしそうな気がしますが…。著者の山田奈美さんが提唱しているのは、身近な食材や調味料で作る毎日の食事で、自分のからだを整えていく“おうち薬膳”です。
風邪をひいた時にしょうが湯を飲んだり、のどが痛い時にきんかんのはちみつ漬けを食べたり。そんな誰もが経験のある「体調を整えるために食材を選ぶ」が、すでに薬膳であり、私たちは知らず知らずのうちに、日常生活の中に薬膳を取り入れています。
『からだが整う一汁一菜』は、そこから1歩踏み込みんだレシピを紹介していますが、どれも作り方は1〜2工程と、とびきりシンプル。それでいておいしく、からだが整うレシピが詰まっています。
嬉しいのは、《からだの不調別》の構成になっていること。
- 疲れにまつわる不調
- 胃腸の不調
- 女性ならではの不調
- 肌・美容に関する不調
- 気持ちの不調
その日のコンディションに合わせて選ぶことで、より不調から抜け出しやすくなっています。2025年は運動だけでなく、食事ももっと健康的なものに変えていきたい。そう考えている人におすすめのレシピ本になります。